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2007年3月 7日 (水)

分かっちゃいるけど、難しい。

 リウマチ性多発筋痛症とは、医学生のバイブルであるイヤーノートにもしっかり記載されている疾患ですが、実際外来で気がつくのは難しかったりします。

 特徴は高齢者の頚、肩、腰など全身の関節および筋肉痛。採血にて血沈の亢進、白血球やCRPなどの上昇を認め、CKや、RFおよびANAなどの自己抗体は陰性というもの。
 こう聞くと、結構単純で、国家試験や専門医試験などの問題に出題されると点数稼ぎになりそうですが、採血で血沈、CRP、白血球の上昇っていうのはべつにこの疾患に特異的なものではなく、特異的な検査所見などもありませんので、実際に外来で診ると特異的な検査がないため診断するのが難しかったりします。

 先日、「数年来の全身の関節痛、筋肉痛」を訴えておられた方がいました。主治医の先生も入院検査したものの、大した所見も無く困って悩まれているとのこと。
 お話を聞いてみると、数年来の痛みらしく、これまで色んな病院に行ってみたものの、変形性腰椎症とかうつ病ということで抗うつ剤や鎮痛剤でも全く改善せず、夜間も痛くて眠れないので、睡眠薬を使っていたとのこと。筋肉痛、関節痛はあるものの、筋萎縮や筋力低下は認めず、神経学的には大した所見はありません。
 採血では白血球10000、CRP 9、RF陰性ということで、リウマチ性多発筋痛症を考え、主治医の先生にステロイド治療を提案しました。
 で、一週間ごお会いしたところ、痛みはすっきりと取れ、夜間も良く眠れるとのことでした。患者様も喜ばれていました。よかったよかった。

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